pSuperAgro
アグロバクテリウム法による植物の形質転換効率を向上させるプラスミドです。
【IN3-VEC101】pSuperAgro 形質転換効率向上プラスミド
アグロバクテリウムに導入することで、アグロバクテリウム法による植物の形質転換効率を向上させるプラスミドです。本プラスミドは植物へは移行せず、アグロバクテリウム内に留まります。
特徴
・Pseudomonas sp. Strain ACP由来の1-Aminocyclopropane-1-Carboxylate (ACC) Deaminase遺伝子を保有
・本ベクターを導入したアグロバクテリウムを植物に感染させることで、形質転換効率の向上が期待*
・広域宿主ベクター
・大腸菌・アグロバクテリウムの選抜マーカー: GmR(ゲンタマイシン耐性)
*植物種によって、効果の程度に差がございます。
文献
Ezura et al., Plant Breeding (2000) 119: 75-79
Nonaka et al., APPL. ENVIRON. MICROBIOL. (2008) 74: 2526-2528
Nonaka et al., New Phytologist (2008) 178: 647–656
【IN3-VEC102】pSuperAgro2 形質転換効率向上プラスミド
pSuperAgroシリーズは、アグロバクテリウムに導入することで、アグロバクテリウム法による植物の形質転換効率を向上させるプラスミドです。
pSuperAgro2では、従来のpSuperAgroの骨格にGABAアミノ基転移酵素遺伝子を導入することにより、さらなる形質転換効率の向上が期待できるプラスミドです。
特徴
・Pseudomonas sp. Strain ACP由来の1-Aminocyclopropane-1-
Carboxylate (ACC) Deaminase遺伝子、及びEscherichia coli K12
株由来GABAアミノ基転移酵素遺伝子を保有
・本ベクターを導入したアグロバクテリウムを植物に感染させることで、形質転換効率の向上が期待
・広域宿主ベクター
・大腸菌・アグロバクテリウムの選抜マーカー:GmR(ゲンタマイシン耐性)
・双子葉、単子葉いづれにも対応
参考特許;
向上した遺伝子導入効率を有するアグロバクテリウム及びその使用
(特願2012-049713:平成24(2012)年3月6日出願)
研究用商品の販売
仕様
容 量 : 0.5µg
形 状 : 10mM Tris-HCl(pH7.4) , 1mM EDTA
使用方法
1. エレクトロポレーションによりアグロバクテリウムのコンピテントセルに本ベクターを導入後、ゲンタマイシンにより選抜し、形質転換されたアグロバクテリウムを得る。
2. 必要に応じて1.で作製したアグロバクテリウムのコンピテントセルを作成し、エレクトロポレーションによりバイナリーベクターを導入し、薬剤選抜により形質転換されたアグロバクテリウムを得る。
3. 2.で作製したアグロバクテリウムを植物に感染させる
※ゲンタマイシンによる薬剤選抜は、寒天培地で50µg/mL、液体培地で20µg/mLの濃度を推奨しております。
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