ポインセチアクリスマスの代表の花といえば、緑と赤のコントラストがとても綺麗なポインセチアですよね。ポインセチアの赤は、「キリストの血」、緑の部分は、「永遠の命」という意味が込められ、クリスマスフラワーとして欠かせない植物となりました。苞葉でもみなさん、ポインセチアの赤い部分が花ではないことに気づかれましたか。赤い部分は、苞葉といい、蕾を包んでいた葉のことを指します。ポインセチアの花は、中心にある黄色いつぶつぶした部分にあたります。しかし、どうして苞葉が、あれだけ鮮やかに真っ赤に色づくのでしょうか。その理由は、受粉にありました。受粉ポインセチアの花はとても小さいため、受粉を助けてくれる虫や鳥などを呼び寄せる必要があります。そのため花の周りを真っ赤にし、受粉を促します。実際に、赤い苞葉があるものとないものを用意し、そこに蝶を放した所、苞葉がない緑の葉だけのものには、全く興味を示さなかったという実験結果もでています。植物の力って本当に神秘的で、なんだか心暖まる話ですよね。みなさんも今年は、この話を思い出しながら真っ赤なポインセチアと温かいクリスマスを過ごしてみてはいかがでしょうか。